肩こり

肩こりは日常ありふれた症状で、女性の約12%、男性の約6%弱が症状を抱えているといわれています。(参考H16年国民生活基礎調査) しかしながら、その原因は多岐にわたり複合的に関与していることも少なくなく、これを解消することはなかなか厄介であると云えます。ありふれた症状であるため、医療機関を受診する方は少ないと云われています。しかし、肩こりは慢性化すると頭痛やふらつき、耳鳴りの原因となる場合もありますので、快適な生活という観点からしっかりと治療されるべき症状であると思います。

大まかに肩こりに関与する原因を整理すると以下のようなものがあげられます。

姿勢に起因するもの
ねこ背、側湾症、やや前傾姿勢で行われるPC作業 etc.
筋の疲労
過使用(overuse)、不慣れな作業 etc.
頸部の神経の影響(整形外科的な疾患の影響)
頸椎やその周囲の組織の変形による圧迫、頸肩の筋などの過緊張による圧迫 etc.
ストレスの影響
心理的な不快感や緊張による交感神経の興奮に伴う筋緊張 etc.
内臓などの疾患の影響
眼耳鼻など感覚器、高・低血圧や心疾患、胃腸など消化器系、婦人科系、うつや不安障害など精神・神経科系など様々な臓器疾患からの影響による筋緊張と不快感

実際には、この様な関与が複合的に影響しあっていると云えます。また、頸肩は頭や腕を様々な方向に動かすためのたくさんの筋肉が存在し、その深さも浅いものから3~4㎝の深さのものまで様々です。問診や触診など診察を通じてどの筋のどの部分がが凝っているのかを特定することはとても重要です。単純に肩だけを治療しても一時的な効果しか得られないということが多いように思われます。鍼灸治療は血流への影響、自律神経を介した内臓機能への影響などが明らかになっています。肩こりに関与している原因・部位を探りつつ、その原因への対処・治療も同時になされることが一層の効果を得る上で大切です。

これらに加え、舌の状態(舌診)、脈の状態、冷え、ストレス、睡眠の状態、自律神経症状の状態などを東洋医学的に鑑別し、使用する経穴や深さ、鍼手技などを決定いたします。

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