妊娠可能期間と性交頻度

一般に、妊娠が可能と思われるのは排卵の5日前までです。つまり、妊娠可能な期間は排卵当日を含めて6日間といえます。なかでも排卵2日前と排卵前日の2日間が妊娠成立の可能性が高いことは皆さんご存知かと思います。

 

LHサージの開始後24~28時間ほど、LHのピークから12~18時間ほどで排卵に至るとされています。これはLH値25mlIU/mlをサージの開始といていることに留意してください。市販の排卵検査薬の感度(検出LH値)は製品により異なります。20~30mlIU/mlほどの製品が多いように思いますので、お使いの方は一度確認してみてください。

 

妊娠の可能性が最も高いのは排卵2日前、次が前日であるという事実を踏まえると、タイミング法の場合には検査薬のLHサージを待っていると、最も可能性の高い日を逃してしまうこともありますので、フライングを推奨いたします。

 

さて、既に述べたように妊娠可能な期間は排卵前5日間と排卵当日の6日間ですが、この6日間における性交回数と妊娠率を調べた研究があります。高い順に

  4日 46.6%

  3日 37.5%

  5日 33.3%

  2日 28.0%

  1日 26.4%

  6日 10.0%

別な調査の結果は 妊娠可能期間中にはどのくらいの頻度で性交すべきか? をご覧ください。

 

また、基礎体温を用いて排卵日を予測する場合には以下のように4日に分散してしまうため、決して精度は高くありません。

参照 不妊妊活FAQ

 

これら結果を踏まえると、排卵前を過剰に意識することなく、そろそろ妊娠可能ゾーンかなと思ったら隔日orそれ以上の性交が推奨されます。精子は女性の子宮内で48時間ほどは受精能力を保ちます。排卵の5日目までは妊娠する可能性がありますので、精子と子宮卵管の環境によっては5日間ほど精子は子宮内で生存可能なようです。

 

また、排卵時期を推定する方法として頸管粘液を観察する方法もあります。頸管粘液は血中エストロゲンの増加に伴い「排卵の5~6日前から増加し、排卵の2~3日前に分泌がピークに達する」とされています。むろん個人差はありますが、妊娠可能ゾーンの推定に活用してみてください。

 

ちなみに、人工授精はLHサージが起こる前にhCG剤などで排卵誘起を行い36~42時間ほどで排卵させる方法です。hCG剤などの排卵誘発とAIHを同時に行えば、タイミング的にはおいしいところを狙えることになります。

 

 

2017年09月22日