血流を考える

理由は様々でしょうが、血行をよくしたいと考えている方は多いのではないでしょうか。

東洋医学に興味をもっている方であれば瘀血という言葉をご存知かとおもいます。簡単に言えば血液の流れが停滞した状態のことですね。この状態の改善を目的に冷え解消に取り組んでいる方もあるかと思います。温めたり、食事を工夫したり、サプリを常用したり、漢方薬を服用するなど様々な努力をされているのではないでしょうか。一見すると間違いのないように感じますが、東洋医学では必ずしも正しい対処とはいい難いのです。血の運行(流れ)を左右するのは「寒」だけではありません。血を誘導する気に問題がある場合もあるだろうし、暑湿の影響により血の流れが滞る場合もあります。五臓でいう肝(疏泄条達)の影響も受ける場合があります。瘀血の状態が何であるかを考えつつ対応策を考える必要があります。

一生懸命に努力していて、指示された通り漢方を飲み、食事も改善し、運動もし、冷えないように心がけている人がいたとします。冬の間は調子よかったのに、夏になるとちょっと調子が悪くなる。まじめな方ほど気を付けましょう。外感といって寒や暑や湿といった外部因子の影響を受けつつ暮らしています。冷え対策に取り組んでいるが故に内部に熱がこもり暑湿の影響を受けやすくなる(外邪)ということもあるのです。

2016年05月25日