肩腕の痛みってやってますか?

女性医療領域を専門にしていますとPRしているためか、「肩や腰の痛みは対応可能ですか?」と尋ねられることが時々あります。もちろん対応可能です。女性であればスポーツ系のものからいわゆる加齢による運動器の痛みなども幅広く対応しています。

 

先日60代の方が腕から手にかけての痛みを訴えてましりました。運動器の痛みについて教科書的に文章にしてしまうと、関節の炎症だとか、腱の腱鞘、神経の絞扼など細かいところに目がいってしまいがちです。この方くらいの年齢の場合には「フレイル」が背景にあることを忘れてはいけません。

 

フレイルって耳慣れない方もあるかも知れませんね。定義的には「高齢期に生理的予備能が低下することでストレスに対する脆弱性が亢進し、生活機能障害、要介護状態、死亡などの転帰に陥りやすい状態」とされています。

 

この方の場合には、

運動器不足のため筋や関節の機能が徐々に衰えてきている

別居している両親の世話など肉体的な負担・ストレスが増大している

もろもろの精神的なストレスが増大している

といった背景を抱えているご様子でした。

 

痛みに最も大きく関与している運動器の部位としては前腕屈筋群の付着部(内側上顆)で前腕屈筋群が張っている状態でしたが、肩関節の周りやなどにも筋疲労の反応が見られました。

 

苦痛や疲労感といった精神的なストレスは痛みの閾値を低下させ、痛みを感じやすくしたり、痛みを増大したりしてしまいます。当室では痛みの部位へのアプローチだけでなく極力他の部位の経穴にもアプローチいたします。ストレスによるネガティブな身体の反応を軽減し、その閾値を上げることにより痛みを感じにくくするように努めます。

 

運動器の痛みで鎮痛消炎剤を使用している方も多いかと思います。鎮痛剤に頼っていても患部が治癒するわけではありません。鍼灸やレーザー鍼を併用して早めに鎮痛剤を卒業しましょう!

 

2017年11月30日