FAQよくある質問

現代医学との併用治療は大丈夫ですか?

ほとんどの場合は併用しても大丈夫です。どのように併用するのが効果的であるのかは疾患症状やその進行状況により異なります。当室では医療機関での治療内容をお聞きした上で、効果が出やすいような治療計画を提案いたします。特に慢性疾患の場合には、病院での治療や処方がわかるような資料をご持参ください。

現代医療との併用をされている方にはこのような方がいます。

  • 不妊治療 体外受精や顕微授精、あるいは人工授精をされている
  • 不妊治療 タイミング法をしているが婦人科で卵胞のチェックを受けている
  • 痛み治療 慢性痛で痛みが強いため病院で鎮痛剤などの処方を受けている
  • 蓄膿症 後鼻漏や頭重が激しいので漢方薬を併用している
  • 眼の強膜炎 ステロイド点眼薬を減らすために鍼灸を受けている
  • 視神経の腫瘍 眼圧を下げるために鍼灸を受けている
  • 緑内障 眼圧を下げるために鍼灸を受けている
  • 正常眼圧性緑内障 進行を抑制するため眼科定期受診と鍼灸を併用している
  • 睡眠障害 薬を減らすために鍼灸を受けている
  • 冷え性 手足や腰部腹部の冷えを改善するため漢方と鍼灸を併用している
  • がん 再発を抑えるために漢方と鍼灸を併用している
  • がん 通院による抗がん剤に鍼灸を併用している
  • 肩こり・頭痛 鎮痛剤の服用を減らしたいので鍼灸を受けている
  • 更年期障害 症状緩和のため婦人科でのホルモン補充・漢方と鍼灸を併用している
  • 変形性股関節症 手術回避のため整形外科の診察に並行して鍼灸を受けている
  • 椎間板ヘルニア 鎮痛剤に併用して鍼灸を受けている

ほんの一例です。

 

治療前後の過ごし方で注意することはありますか?

治療前

  • 酔った状態で来ないこと
  • 極端な空腹や満腹状態は避けた方が良いかもしれません

治療後

  • 2時間程度はゆっくりと休む
  • 治療当日は出来れば入浴は避けシャワーにする
  • 治療当日の飲酒はできれば避ける

基本的にはこのような感じです。患者の状態や治療の目的により注意することは変わります。必要に応じて個別に指示いたします。

かぜ気味・かぜが治らない時などは治療しない方が良いですか?

ケースバイケースだと思います。風邪をひいても微熱程度で熱が上がらない代わりに、なかなか治らないというような場合には、自然免疫を活性化したり、免疫細胞数を増加させ得る鍼灸を併用することはメリットがあると思います。ただし、身体の抵抗力が上がるということは菌やウィルスと戦うために発熱を伴うことが多いですから、発熱=悪化ととらえる方には不向きな治療といえます。また、鍼灸家の技量に負うところも多いかと思います。一口に風邪といっても様々な菌やウィルスが関与しています。抗菌薬(抗生剤)が必要な場合もあれば、対症薬で十分な場合もあり治療方法は様々です。知識と経験が豊富な鍼灸家に相談されることをお勧めします。

当室では次のようなケースで治療を引き受けるケースが多いです。
医師にかかり薬を服用したが、症状が長引いている
他の目的で定期的に通院されている方で、初期の風邪症状を呈している

ウィルス性の感染症と鑑別も必要なケースも多いですから、しんどい場合にはまず医師にかかりましょう!

鍼灸のほかにどのような治療していますか?

鍼灸専門院ですから、中医学および現代医学の視点に基づいた鍼灸治療を行っています。マッサージや整体、整骨接骨など他業種との兼業はしていません。患者の状態により、医家の受診が必要な場合や漢方やサプリメントが必要と判断される場合には適切に助言いたします。お勧めする場合には医学雑誌などの論文など根拠をを示しながらお勧めいたします。当室では販売行為は一切していませんので、セールスに警戒する必要はありませんのでご安心ください。

どのような症状疾が得意ですか?

当室では、女性の月経やホルモン、痛み、自律神経などに関連する症状疾患を主に扱っています。若年者の月経困難症、無月経、不妊、更年期障害、閉経後の体調管理などが比較的多いです。また、慢性的な疼痛症状や痛み後遺症、眼科系疾患の治療にも力を入れています。詳しくは「取扱い疾患&症状」をご覧くださるか、「問い合わせフォーム」からお尋ねください。

鍼灸はどのような施術を行っていますか?

鍼治療
和鍼と呼ばれる細い鍼を経穴に刺入します。一定時間刺入した状態にしておいたり、鍼に軽い操作を加えて経穴を刺激したりすることもあります。また、状況により一部の経穴に非常に軽微な低周波を通電することもあります。使用する経穴は中医鍼灸学に基づいて処方いたします。頭皮鍼といって頭部の経穴に鍼を刺入する方法を併用する場合もあります。
灸治療
基本的には経穴に灸熱緩和紙を貼り米粒大のモグサをのせて据える方法を取っています。
温灸としては専用陶器に無煙モグサを入れ輻射熱と陶器の熱で経穴を温める温灸法を用います。腹部に用いることが多いと思います。
また、別項に解説してありますが、特定の疾患の場合には米粒大~半米粒大のモグサを皮膚に直接据える方法を行う場合もあります。必ずインフォームドコンセントいたしますのでご安心ください。
その他
皮内鍼やパイアネックスなどの貼付鍼、アイシング、ホットパック、赤外線などを併用することがあります。

 

予約はいつ頃すればよいですか?

予約は希望日の1週間前から可能です。
当室では慢性症状疾患の治療を主に行っているため一定期間の継続通院が必要となります。極力治療費を抑えるためには空き時間を少なくし効率を上げることが大切になります。キャンセル変更がありますと効率が低下治療費アップの要因となります。このためスケジュールの未確定な方は確定後に予約するようにご協力いただいています。

どのような服装で行けばよいですか?

専用の患者着を用意していますので、どのような服装でも結構です。仕事帰りなどにお立ち寄りください。

また、夏場に”汗が気になって”という方には、事前にお伝えいただければ蒸しタオルをご用意することは可能です。

使用する鍼はどのようなものをお使いですか?

使い捨て(ディスポーザブル)の和鍼を使用しています。0.12mmから0.16mm程の細い鍼を使用することが多いです。

鍼以外の治療道具(鍼皿やピンセットなど)はオートクレーブ滅菌処理を行っています。

刺鍼抜鍼の際には指サックを使用いたしますので、素手で触れることはありません。

一度の治療に何本くらいの鍼を刺入しますか?

治療に際しどの程度の鍼を使用するのかは患者の体調や体質、治療目的によって異なります。当室では一般的に20本程度の鍼を使用することが多いと思います。もちろん、使用する鍼はディスポーザブルです。

鍼灸治療はどこで受けても同じですか?

鍼灸には様々な考え方・治療法が存在します。大きく分けて、現代医学的な考え方を重視するもの、日本の伝統的な方法を重視するもの、中医学を重視するもの、、、など様々です。また、鍼灸だけで治療を構成するところもあれば、鍼灸にマッサージや電気治療あるいは整体術などを併せて治療を構成するところもあります。

また、鍼灸の資格を取得するのはとても簡単です。また、卒後教育が整備されていませんので鍼灸師の知識技量には極めて偏差が大きいのが現実です。特に医療目的の鍼灸の場合には東洋医学の知識のほかに現代医学の専門知識の習得が不可欠です。

鍼灸院選びは慎重になさってください。

生理中でも鍼灸は受けられますか?

生理中であっても鍼灸は受診可能です。婦人科系のトラブルなどは、むしろ生理中も積極的に治療を受けたほうが良いと思います。

鍼は痛いですか?得気とは?

刺入時の痛みについて

痛み感覚というのは、同じ刺激でも感じ方に大きな個人差があるため一概にはいえません。どちらかというと痛みの少ない治療法だと思います。その理由の一つは、

  • 鍼灸針は注射針と異なり中空構造ではないこと
  • 太さも0.2ミリ弱で髪の毛程度の太さであること
  • 針管や指を用いて痛覚を抑制する操作を行いながら針を刺入すること

などが挙げられます。

当室で使用する鍼は0.12mm~0.24mmで、なかでも0.12mm~0.16mmの鍼の使用が8割を占めます。

人間は突然痛みを感じたときには、手で押さえたり擦ったりします。針を刺入するときには同様の効果をもたらす手技(テクニック)を行いながら刺入するため、大きな痛みを感じることはほとんどありません。

得気(とっき)について

刺入する際の痛みとは別に、ツボに鍼を進めると「ズーン」といったイタ気持ち良いような、重だるいような痛みが生じることがあります。一般にこのような感覚を得気といいます。人により得手不得手があるかと思いますが、治療に際しては適度な得気感覚が治療効果を高めるケースがあります。必要以上に多くの経穴にこのような得気を生じさせたリ、強すぎる得気は、治療後の強い疲労感やだるさの原因となります。個人的には当日もしくは翌日に軽い疲労感を覚える程度が、治療としてはちょうどよいのではないかと思っています。しかしながら、個人差も大きいため、次回の治療の際に治療後の状態を確認し、本人の希望なども考慮して刺激量を調節しています。

なぜ治療前に舌を診るのですか?

舌診というのは鍼灸治療を行うために必要な情報を探るための手段の一つです。

口腔は消化器の入口ですから、とりわけ上部消化器の状態が反映されやすいと云われています。自律神経が調節する唾液の分泌、口内細菌(常在菌)、体調、消化器からの自律神経を介する影響、抹消循環など、様々な要因が舌の状態に影響すると云われています。舌診で全てがわかるものではありませんが、体質的要素を重視する東洋医学に基づく鍼灸医学では、重要な診察情報と考えられています。

東洋医学的鍼灸の診察では、状況によって脈を診たり、腹診(お腹を触ること)、身体各処の経穴の圧痛を検索したりいたします。これらは、科学的な検査情報を重視する現代医学と異なり、身体自体の反応により治療に必要な情報を探る東洋医学独自の方法なのです。換言すれば、経穴・経絡の運用上必要な情報を得るために行っているともいえます。

高血圧ですが鍼灸治療を受けても大丈夫ですか?

鍼灸治療により血圧が上昇することを心配する必要はほとんどありません。刺入の痛み・刺激により血圧が上昇することを懸念される方が時々ありますが、治療未経験の方が想像されるほど痛みが伴う治療ではありません。(むろん、患者毎・鍼灸師毎の個人差はありますが) 

むしろ、鍼灸を継続的に受けることにより血圧は安定してきます。鍼灸治療は抹消血管の拡張を促す作用があるためと、鍼灸治療には抗酸化作用が認められるためです。閉経後の女性の場合にはエストロゲンの減少のため心血管系のリスクが増大します。当室では身体への負担の少ない鍼灸を積極的に活用して高血圧の予防を図ることをお勧めいたします。コントロール不良性高血圧(薬が効かない高血圧)の方で200mmHg-110mmHgであった方が150mmHg-95mmHgにまで下がった例もございます。

血圧が気になる方の場合には、血圧を測定後に治療を行っていますのでご安心ください。血圧が高いからといって痛みやシビレなど他の症状の治療までをもあきらめてしまう必要はありません。

妊娠中でも鍼灸は受けられますか?

鍼灸治療に慣れていて経過が順調な方の場合には特に問題はありません。
妊娠中は薬に対する感受性が著しく強くなる時期もありますので、体調を崩された妊婦には鍼灸が役に立つことも少なくありません。風邪が治らないとか、腰痛、神経痛、むくみ、つわりの緩和など当室では不妊治療を行っている関係上妊婦の治療をさせていただくケースは比較的多いかと思います。

お灸はどんなものをしていますか?

日常診療の中で主に使っているの次の3つです。

米粒大透熱灸(無痕)
灸熱緩和シートの上に米粒大の上質モグサを置いて据える方法。瞬間的な厚さで灸痕は残りません。主に経穴効果を引き出すためにツボを厳選して使用しています。
陶器温灸
専用陶器に無煙モグサをセットし輻射熱と陶器自身の熱で温める方法。持続的な温かさ。腹部に行うことが多い。
米粒大透熱灸(有痕)
皮膚に直接米粒大の上質モグサを置いて据える方法。一瞬ですがそれなりに熱く小さな点状の火傷痕が残ります。当室では抗がん剤や放射線治療中のがん患者の免疫抑制対策や再発予防を目的として行うことが多い。(当室では臨床上のガン治療を目的には行っていません。免疫抵抗の点から、非特異的免疫療法と類似する灸療法は効果がないと判断するからです)
以上が通常当室で行っている灸法です。棒灸や枡温灸もありますので必要があればできますが、ほぼお蔵入りです。

鍼灸は医療費控除の対象になりますか?

もちろん対象となります。

現金で支払いの場合には、領収書
カードで支払いの場合には、カード利用控え

を添付してください。税法上、領収書とは現金の支払いに伴って発行されるものを指します。カードの場合には現金の授受が伴いませんので、カード利用控え(レシートなど)が発行されます。それが領収書と同様に扱われます。

※補足説明  いわゆる治療院における治療費と医療費控除について

医療費控除の対象となるのは、以下の者から施術を受けた場合です。
●あん摩マッサージ指圧師、はり師、きゅう師等に関する法律に規定するあん摩マッサージ指圧師・はり師・きゅう師

●柔道整復師法に規定する柔道整復師

すなわち、厚生労働大臣から鍼灸師の免許を受けた者に治療された場合に医療費控除の対象となります。

医療費控除に関しては、特にマッサージの領域が混乱しているようなので解説しておきます。


マッサージに関しても、基本は同じで、あん摩マッサージ指圧師(厚生労働大臣免許)からマッサージの免許を受けた者に治療された受けた場合にのみ、医療控除の対象となります。
しかしながら、巷には整体治療院・カイロ治療院・療術院など民間療法の治療院がたくさん存在します。これらの療法に免許は存在しません。(民間資格は免許ではありません) 領収書だけでは免許者からマッサージ施術を受けたのか否かが判らない場合が少なくありません。このため、時折マッサージ師(免許者)から治療を受けたのに「控除の対象ではない」と云われ受理されないことがあるようです。

また、最近では市販の温灸などを行う無免許治療院もあるそうです。もちろん医療費控除の対象とはなりません。

注)免許と施術範囲

はり師・きゅう師
鍼術 灸術
あん摩マッサージ指圧師
あん摩 マッサージ 指圧
柔道整復師
柔道整復術

受理されない場合には、治療院に相談し施術者の免許や施術目的などを証明してもらうとスムーズに受理されます。また、特にマッサージに関してですが、慢性的な症状で定期的に通院する方で、医療費控除を予定されている場合には、あらかじめ上の免許の有無を確認しておいた方がよろしいかも知れません。地域を管轄する保健所には、治療院毎に施術者の免許情報は登録されています。