眼精疲労

テレビ、パソコン、タブレット、スマホなど様々なモニター類と公私共にお付き合いしなければならない現代人は非常に目が疲れやすいといえます。ブルーライトによる画面のブレやちらつきが原因となっています。目の疲れは通常十分な休息をとれば回復しますが、「十分な睡眠をとっても回復しない目の疲れ」を眼精疲労といいます。眼の痛み、頭痛、肩こり、ドライアイといった症状を伴うことが多く視力低下の原因にもなります。視力の低下はそれ自体が眼精疲労の要因になり悪循環が形成されるケースも少なくありません。生活環境が大きく関与し自分だけではどの様にもし難い要因も含まれるため、セルフケアが難しい症状の一つと云えるかも知れません。

先に述べたブルーライトはサーガディアンリズム(体内時計)をリセットする一方で、長時間モニター類を見続けたり、睡眠前の時間帯での使用により睡眠に影響が生じることもあります。また、酸化など網膜への影響も強く、結果として網膜損傷や黄斑変性のリスクを高めてしまいます。このような影響が病気は発症していなくても眼精疲労として認識されろこともあります。

眼精疲労は眼の異常関連するだけでなく、血圧の異常や内分泌、貧血や月経異常、肝臓疾患など他の部位の疾患や環境要因や心理要因などと関連する場合もあります。

鍼灸は眼周囲の血行を改善し、疲労の改善を図るだけでなく、眼の痛みや肩こり・頭痛、調節力の改善による視力の改善も同時に図ることが可能なため、眼精疲労の改善には効果的な治療法の一つといえます。また、眼圧の上昇、黄斑変性、網膜障害などのより重篤な疾患を回避することにもつながると思います。

治療頻度は個人差が大きいですが、治療当初は概ね週に1回程度の治療を行い、状況を確認しながら徐々に治療頻度を落とします。

 

臨床例~眼精疲労・頭痛(30代女性)
後頭部・側頭部の痛み、こめかみの痛み、目の疲れ、眼の痛みのためコンタクトレンズを装着できない状態が続いている…などを訴えて来院。眼科にかかったが最終的には様子を見ることになった。半年ほどこのような状態が続いているとのこと。眼精疲労と慢性痛による閾値の低下と判断して鍼治療を行うこととした。1ヵ月間に6回ほど治療を行い痛みも消えコンタクトレンズも装着できるようになった。視力が良くないことと、仕事上の作業が目の疲れや頸肩コリの原因となっていることを踏まえて、月に1~2回ほどケアのために鍼灸に通って、症状の悪化を予防している。

 

臨床例~眼精疲労(40代女性)
目の疲れと眼痛頭痛を訴えて来院。仕事柄一日中パソコンと睨めっこであるとのこと。疲労回復用の点眼薬をを使用しているがあまり効果がない。モニターを見るのが苦痛で吐き気も生じるとのこと。頸や肩の筋も緊張しているため週に1回のペースで治療を開始する。1ヵ月ほどの治療で症状が半分以下となったため、治療頻度を2週間に1回へと減らして更に2ヶ月ほど治療を行った。目の疲労が消失したわけではないが、睡眠により回復するようになったので、状況をみながら月1回程通うように

 

よくあるお問い合わせ(FAQ)

投稿記事がありません。